看護師のnikoです。
看護師の働く現場はほとんどが病棟を占めていました。
しかし、最近では看護師の働く現場が多様となり、その中のひとつに「保育園看護師」があります。
平成27年4月~「子ども・子育てその支援制度」が施行され、
保育の質と量を共に向上させるために様々な事業が展開されています。
保育園看護師は、保育の質を向上させるために、看護師が活躍できる現場ともいえます。
nikoの経験から情報発信していくで~。
「保育園看護師」の仕事をもっと知ってもらえたええな~♪
ちなみにnikoは小児科経験がないけど、保育園看護師で採用になったで。だから、経験がなくてもチャンスはあるんちゃうかな。
次は、保育園看護師がどんな仕事をするのか教えてあげるね。
- 毎朝、それぞれのクラスをラウンドして、園児の体調や発達に変わりがないか観察していきます。
など、話しができない分、細やかな観察が必要。
保育園では、こどもの成長発達に合わせた観察が重要やねんなぁ~
生活の中から普段のこどもの状態を知っておくことやね。
- 保育中体調が悪い園児は、保健室で保護者のお迎えがくるまで看護します。
- 感染性の疾患があることもあり、感染症の初期症状をどれだけ早期発見できるかで、園児の症状の悪化を最小限にできるといえます。
- 年齢があがるとケガの手当や受診の対応があります。
感染症・アレルギー・熱性けいれんが大半なので、
厚生労働省の「保育園における感染症ガイドライン」をチェックしとくといいで(^_^)
- できるだけお薬はおうちで飲んでももらえる様に、主治医の先生にお願いしてもらう園が多いと多いと思います。
- 内容によって、昼間に内服しないといけないものもあるので、飲み間違いや副作用に注意しながら管理します。
冬の感染症シーズンはお薬を飲む園児が増えるので、
保育士さんとダブルチェックしながら管理してたよ。
- 毎月の身体測定では、園児の成長発達に問題がないか観察します。
成長曲線から-2.5SD以上に該当する場合は、引き続き観察を続けていきます。
- 低身長の誘因と考えられる、低栄養状態の原因や出生状況、遺伝的情報などを複合的に分析しながら継続的に観察を行ないます。
- 毎月の計測結果は保護者にお知らせし情報を共有していきます。
※この関わりの中で、保護者の保育の捉え方や価値観などに養育力を知る良い機会と
なります。
年齢の特徴から様子をみてよい時期もあるので、保護者の受け止め方や子育て観を見ながら伝え方の工夫も必要やね。
- 保育園看護師は、保育士としてもカウントすることができます。
そのため、保育補助として保育に入ることもあります。
- クラスの担任やその日の補助など、施設により保育の入り方は異なるのですが、
0歳のクラスに入ることが多い印象です。
- 園児の普段の様子を知る良い機会となるので、たくさん子どもと触れ合いましょう。
nikoもよくクラスの補助に入ったなぁ~
保育士さんとのコミュニケーションの機会にもなってよかったよ。(^_^)
これぞ多職種連携!お互いの専門性を活かし、安全に給食を提供してるで。
- 年1~2回、園医の協力の下園児の健康診断を行ないます。
- 保護者からの相談内容を健康診断時に報告するなど調整を行ないます。
- 終了後は診断結果を保護者へお知らせします。
園医の先生と色々相談できるよう、健康診断の時は情報交換をよくしていたよ。それに、地域の感染状況や相談にも助言をくれるので助かったなぁ。
- 「ほけんだより」の発行(月1)
- 感染情報の発信 (メール、掲示物)
- 保健イベントのお知らせ
月1回「ほけんだより」を作っていたよ。nikoは作るのがすきだったけど、PCスキルはあった方がいいよね。
- 手粗い・うがい指導
- 歯みがき指導
niko
紙芝居やパペットなど使いながら、年齢に合わせた指導することがポイントだよ。子ども達喜もよろこんで参加してくれたなぁ~(^-^*)
- 遊具の破損点検
- 園庭内、施設内の破損点検
- プールの塩素・水位調整、プール槽の破損点検
- おもちゃの破損点検および消毒
- 施設内の消毒、職員への指導
- 熱中症対策(日よけの設置、脱水予防、外遊びの判断)
- 感染症対策(消毒液の設置、補充)
- 砂場の砂の消毒
- 夏場の水撒き など
施設内や園庭は日々観察する習慣が必要だね。
- 入職時・年1回の健康診断
- 日常の健康管理 労働環境の調整
保育士さんの働く環境は本当に体力勝負。
看護師はそんな保育士さんをはじめ、調理員さんや用務員さん、事務員さんとコミュニケーションを取りながら健康状態を把握していきます。
看護師は、保育士さんをはじめとした職員全体の健康管理をしてるよ。
みんな頼ってくれると嬉しいよね。
- 救命処置(心肺蘇生、AED使用)
- エピペン
- 誤嚥処置
- 嘔吐処理 など
看護師の腕の見せどころ(笑)保育士さんと達と現場の安全を振り返りながら実践を振り返ったな。
ここは気になるところよね~。保育園看護師のメリット&デメリットをどうぞ。
- 子どもと触れあうことができる。
- 一人職種のため保健業務は看護師自身の裁量で行える。
- 夜勤がなく体の負担が少ない。
- 土日が休みのことが多く、家庭との両立がしやすい。
- 健康な子どもが対象であるため、命の危機に直面する現場に比べ
精神的負担が少ない。niko子どもが好きなら本当に楽しいと思う。
仕事も無理なくできるのは魅力だよね~。
- 看護技術を行なう機会が減る。
- 一人職種のため孤立しやすくなる。
- 夜勤がない分、病棟に比べて給料が少ない。
もちろんデメリットもあるよね・・・。
デメリットも含めて自分が仕事したいか考えてほしいなぁ~。
保育園看護師の輪が広がりますように♪
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